「フォークソング、指揮者セミナーの夏だより2019」

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8月2日、大阪福島のザシンフォニーホールへ。ただただ熱い。手前の大きな並木で涼みながらも仕事のパソコンを触っている人が何人もいたのが今年の特徴だろうかと。コンサートは毎年京都円山野外音楽堂でやっていた宵々山コンサートの代わり的なイメージもあるけれど、今回はメインが「杉田二郎きたやまおさむを歌う」がテーマでゲストが高石ともやさん。チケットの売れ行きも前年の高石、きたやまの時より数段早かったし、客層も懐かしい歌を聞きに来る感じ、決して70歳オーバーの人たちの新作を求めてくる人はなく、自分には居心地が悪かった。

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シンフォニーホールって、3階のサイドの末席は、1階から見ると近く見えるけれど、3階からはすごく遠かったり、1階の奥のほうが同じようにやたらステージが遠く見えたりするんで、特に3階はPAを使い、ギターをPAを通じて音を出す方式でホントに大丈夫かって思っていたら、聞こえないと苦情が出ていた。オケ専用のホールでクラシックって単純だから響いて細部が聞こえにくいほうが味が出るんだけれど、しゃべって歌ってっていうのをマイク、PAと何かを通してしまったのでこうなったと思う。だけれど、自分が気づくことを結構尊敬している人たちが気づかんかったのは結構うれしいというか、天上ほどの差はないのかなと。もう一つはこのホール何年もミスコンテストの時に使用されていて、PAの響きのノウハウもあるはずなのにいわば朝日放送直属から外れただけで、この手法までなくしてしまっているのがなんかむなしいというか、殺伐としている人間感覚の大都会でなんか少しだけ助け合っているのが重なり合っているのが大阪の人情だけに、それがなくなっているのがなんとなく。嫌なところ。昔は速足みたいに歩いているのに大阪らしい人情があったのに。コンサートに行って違いに気づくのがなんとなく。

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8月5日、6日は指揮者セミナーへ。演目は「魔笛」、7日の発表会などまでの3日間開催だけれど、今回は1日目のピアノでの伴奏で指揮法について、2日目からはオケが入ってきて全体的なものになる。この2日目まで今年は参加というかボット見てる感じで。相変わらず指導をうける人のレベルの高さには驚きはするけれど、自分には指揮法自体は全く関係がなくて、たしかに楽譜をもってさらっている人も客席にはいるけれど、ノホホンと冷房の中で過ごしながら、オペラの演目をおぼえるのが目的、気楽なもん。

5日ピアノ伴奏での魔笛の序曲の学習で、冒頭の音がカソリックの教会の鐘の音ではないのかって思った。ダブリンに行ったときクライストチャーチが鳴らす鐘の音にすごく曲調が似ていたから。すぐにそう思った10分もしないうち。

ウィーンに行ったとき、コンサート、オペラがはじまるまでおしゃべりしているのが会場の常で「シーッ」って声が演奏が始まる直前に会場全体に響き渡るのが常だったから、昔もか、昔はもっとか、のどっちかなので、モーツァルトは序曲の最初を少しタラタラはじめているんだと確信できたし、なんで最初をたらたらやるんだろうって聞きながら思うことも解決した。

芝居小屋でやることになる魔笛ではその部分を長くしないと、ザワザワが収まるまでに時間がかかるからと確信していたけれど。それなら必ずその長さで収まるには、例えば2月のびわこホール声楽アンサンブルの定期のバッハのカンタータで、だれもがわかる教会音楽をカンタータの中にいれて、観衆の関心が薄れなようにしたっていうバッハの手法をモーツァルトも使っていて、教会の鐘の音を最初にいれて、なじみを持たせて聞く方向に引っ張って、そうなるとオペラの中に教会的な修行とかも出てきても当時の聞く人からしたら当たり前だし、いろんな裏側があるのを合わせて出すのもそうなるとシェークスピアぽくって面白いしで。人間電気代心配せんと冷房の中でノホホンとしているとろくなこと思いつかないと。

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